相場の世界は、様々な要素で値動きが起こります。
その中の1つに、巨大資本同士が敵対して富の奪い合いをしていることをご存知でしょうか。
彼らは各々が仕掛けを行っては、自らに有利な状況へと相場を誘導をしているのです。
これを知ったのは、約二十年前、私の師匠が巨大資本の1つからスカウトを受けた際に知りました。
まだネット証券が始まって間もない頃、使っていたのは日本の証券会社でしたが、ヨーロッパのメガバンクから声が掛かったのです。
全ての国内証券会社は、それぞれの巨大資本が日本人の取引データを収集するために用意されたのかもしれませんね。
スカウトマンとの会食に私は同席できませんでしたが、巨大資本同士の富の奪い合いの実情など、面白い話がたくさん飛び出したことを後から聞きました。
今回でお伝えしたいことは、相場参加者の金を根こそぎ奪うための動きをしている存在はたくさん居るということです。
さて、あなたが巨大資本なら、どこで仕掛けますか?
他の市場参加者を巻き込んで、大きな値動きに繋げる必要があります。
仕掛けの失敗は巨大損失に繋がるので、絶妙なタイミングで動かなければなりません。
例えば、ポジションが偏った状況を狙いますよね。
買いが溜まったところに、まだまだ上がると思わせて、さらに買いが溜まったところを売りを仕掛けると効果的です。
そして、流れが変化したと思わせるまで徹底的に仕掛ける必要があります。
私達は、彼らの存在を知り、彼らの視点で相場を観察することも防衛手段のひとつとして持たなければなりません。
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